排気温度計は、エンジンの燃焼室内の混合気が正常に燃焼しているかを確認するメーターです。特に高速走行時には、最良の混合状態が求められ、少しでもバランスを崩すとエンジンやターボチャージャーの不調や破損をまねく恐れがあります。エンジンの調子を測るバロメーターとして、また燃料のセッティング用として欠かせません。
フルスロットルでのスポーツ走行では、ターボチャージャーやその周辺の排気が非常に高温になります。チューンドエンジン、特にターボエンジンにとって、排気温度は最適なセッティングをする上で重要なポイントです。
エンジンの仕様変更に欠かせないエンジンECUセッティングのために、また、燃料の噴射量や圧縮された混合気の点火時期のセッティングのために使用します。燃料の濃い、薄いにより排気温度は変化しますが、同じ燃料噴射量であっても点火時期の値次第でも、排気温度は変化します。そこにはエンジンにダメージを与える『ノッキング』と言われる症状が見え隠れしているため、エンジンフィーリングを左右します。より良いセッティングのためには、排気温度計は不可欠です。
一般的なセンサー取り付けポジションは、ターボ車ならエキマニのタービンよりエンジンに近い位置、NA車ならエキマニの集合部になります。
排気温を 表示する製品 |
Defi Sports Display F ADVANCE FD(別途センサー購入必要) ADVANCE 排気温度計 Racer Gauge 排気温度計 |
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表示範囲 | 200℃~1100℃ (ADVANCE ZDは0℃~1100℃) |
ワーニング値の目安 | 850℃ |
他に購入が 必要なパーツ |
マニホールドに穴あけ、1/8PTタップ加工(付属アタッチメント取り付け) ステンレスパイプエギゾーストマニホールドは、付属アタッチメント溶接取り付け ※マニホールド材質により別途パーツが必要な場合があります。 |
センサー取り付け 推奨位置 |
エギゾーストマニホールド、 タービンエギゾーストハウジング(入り口側) |
排気温度計はプラグの熱価を選定する目安になります。普段の街乗りで750℃~800℃程度なら8番、600℃~700℃付近なら7番がよいでしょう。スポーツ走行やサーキットなどで全開走行をする時は、プラグの熱価を上げた方が良いです。排気温度の上昇によって、熱価を上げたことによる真価を発揮するのがわかります。