取付・取扱いに関するご注意

このページでは、製品を取り付けたり、取り扱う上でご注意いただきたいことをご案内します。ほんの少し気をつけていただくことで故障や修理を避けることができるケースがありますので、ご協力よろしくお願いいたします。

コントロールユニット、メーターからコネクターを抜く際は、ロックの部分を確実に押しながら慎重に抜いてください。

コネクターのロックを押さずに無理に引っ張ると、コントロールユニットまたはメーターのコネクターが外れたり、コネクターが破損する恐れがあります。一度外れたコネクターは、再度はめ込んでも、基板に半田付けしたピンが変形してしまい、元には戻りませんので修理が必要です。

また、ハーネス側のコネクターが破損、または外れてしまった場合は修理できませんので、補修パーツのハーネスをご購入いただかなくてはなりません。(ただし、Defi-Linkシリーズのターボセンサーのコネクター抜けのみ、有償修理対応します。)

また、コネクター部分を持たず、ハーネスの部分を引っ張ると、被覆部がはがれたり、ハーネスが断線してしまう恐れがあります。被覆部がはがれると、芯線同士がショートし、車両のヒューズが切れたり、コントロールユニットもしくはメーターの回路が破損する恐れがあります。

他にも、ハーネスが繋がったままの製品を引っ張ったり落としたりしないように、細心の注意を払ってお取扱いいただきますようお願いいたします。

抜くときはこのようにコネクターのロックをしっかりと押してください。

抜くときはこのようにコネクターのロックをしっかりと押してください。

コネクターのロックを押さずにハーネス部分を引っ張ると危険です。

コネクターのロックを押さずにハーネス部分を引っ張ると危険です。

コネクターのロックを押さずにハーネス部分を引っ張ると、メーターやユニット側のコネクターが一緒に外れてしまいます。

コネクターのロックを押さずにハーネス部分を引っ張ると、メーターやユニット側のコネクターが一緒に外れてしまいます。

ハーネス部分を引っ張ると、ハーネスが切れたり、被覆部がはがれてしまいます。

ハーネス部分を引っ張ると、ハーネスが切れたり、被覆部がはがれてしまいます。

ハーネスが繋がったまま、ユニットやハーネスを引っ張ると危険です。

ハーネスが繋がったまま、ユニットやハーネスを引っ張ると危険です。

ハーネスが繋がったまま、ぶらさがった状態になると危険です。

ハーネスが繋がったまま、ぶらさがった状態になると危険です。

断線・被覆のはがれ

右側のコネクターが正常な状態です。左側はハーネス部分を引っ張ったり、ひねったりしたことにより、黄色の線が断線しています。その他の3本も被覆がはがれ、芯線が見えています。

メーター増設時など、それまでついていたメーターやコントロールユニットをいったん外すことが多くあります。その際にハーネスが繋がった状態で引っ張らないようにご注意ください。また、コネクターのロックは硬いので、しっかりと押してください。芯線が見えるような状態の場合は、すみやかにハーネスを交換してください。

センサーのハーネス部分を固定する際、センサーのボディ直近でハーネスを曲げたり、ねじったり、引っ張ったような配線をすると、車の振動や走行時の衝撃などによりハーネス(内部)が断線するおそれがあります。非常に繊細な部品ですので、慎重にお取り扱いください。一度断線してしまうと修理はできませんので、センサーを取り替えなくてはなりません。

配線の際には、ハーネスをセンサーの根元で曲げずに真っ直ぐに引き出し、弛みを持たせて配線し、固定するように十分ご注意願います。

下図は水温センサーとして取り付けている画像ですが、その他のセンサーを取り付ける場合も同様に取り扱いにご注意ください。

○良い例:弛みを持たせているため、ハーネスの根元に応力がかからない

【○良い例】
弛みを持たせているため、ハーネスの根元に応力がかからない

○良い例:弛みを持たせているため、ハーネスの根元に応力がかからない

【×悪い例】
弛みを持たせていないため、ハーネスの根元に応力がかかる

温度センサー(油温・水温共通)

温度センサー(油温・水温共通)良い例
温度センサー(油温・水温共通)悪い例

圧力センサー(油圧・燃圧共通)

圧力センサー(油圧・燃圧共通)良い例
圧力センサー(油圧・燃圧共通)悪い例

ターボセンサー(ターボ・インマニ共通)

ターボセンサー(ターボ・インマニ共通)良い例
ターボセンサー(ターボ・インマニ共通)悪い例

排気温度センサー

排気温度センサー良い例
排気温度センサー悪い例

下図の様に市販のシリコン製アッパーホースに水温センサーを取り付けた場合、クーラントの流動面にセンサー先端の受感部が当らず、温度が低めに表示される事があります。

○良い例:弛みを持たせているため、ハーネスの根元に応力がかからない

つきましては、下記のいずれかの方法での取り付けをお願いたします。

  1. 市販品のアッパーホースでの取り付けを止め、車両のアッパーホースをカットして取り付けるタイプのアタッチメントを使用し取り付ける。
  2. 市販品のアッパーホースメーカーに、クーラントの流動面にセンサー先端の受感部が当たる方法をお問い合わせいただく。
正常と異常
故障品と正常品

センサーアタッチメントに温度センサーを付ける際に、センサーの先端がアタッチメントのセンターボルトに接触していないか確認してください。

センターボルトに当てるとセンサー先端がつぶれ、内部の温度センサーが故障、サーミスタの特性異常となる可能性があります。

油温センサーの取り付けに関しまして、Defiではエンジンとオイルフィルターの間に市販品のセンサーアタッチメントを使用しての取り付けを推奨しておりますが、オイルパンのドレイン部分に油温センサーをお取り付けになっている場合が見受けられます。ドレイン部分にお取り付けの場合、オイル交換等で油温センサーを外すときにセンサーのハーネス部分をねじってしまいますと、ハーネスが断線に至るおそれが高くなります。よって、油温センサーはできる限り推奨方法でお取り付けください。

万が一、ドレイン部分に取り付けなければならない場合は、下記をお読みいただき、十分ご注意くださいますよう、お願いいたします。

センサーのネジピッチは1/8PT、先端部分の径は7mmです。ドレイン部分に取り付けるためのセンサーアタッチメントはセンサーに合ったものをご購入ください。

センサーの仕様はこちらをご参照ください。

▼取付を行っている業者・ショップの皆様へ

油温センサーをドレイン部分に取り付ける場合、センサーとセンサーハーネスのコネクターは一番最後に接続してください。コネクターを先に接続すると、センサーを取り付ける際にハーネスがねじれてしまいます。

温度センサーねじれ注意
温度センサーねじれ注意

オイル交換時、下記の「油温センサーをお取り付けになっているユーザーの皆様へ」に記載してある手順で作業できるようにお取り付けください。また、ユーザーの方に下記に記載してある手順でオイル交換作業を依頼するように確実にお伝えください。

▼油温センサーをお取り付けになっているユーザーの皆様へ

オイル交換時に下記手順で交換するよう、業者またはショップの作業者の方にお伝えください。

(1)センサーとセンサーハーネスのコネクターをロックを押して外します。
センサーとセンサーハーネスのコネクターをロックを押して外します
(2)センサーのハーネスをねじらないようにセンサーアタッチメントを外します。

アタッチメントからセンサーを外さないようにしてください。

センサーのハーネスをねじらないようにセンサーアタッチメントを外します。
(3)オイルを交換します。
(4)センサーアタッチメントを取り付けます。
(5)センサーとセンサーハーネスのコネクターを接続します。

センサーのハーネス部分をねじらないように注意してください。
コネクターを外すときはハーネス部分を引っ張らず、ロックをしっかりと押してコネクター部分を引っ張ってください。

スバルの水平対向エンジンの車両の場合、油圧センサーをオイルポンプの近くにお取り付けされると圧力の脈動が大きく、瞬間的にフルスケールの3倍を超える為、センサーに悪影響を与える危険があります。つきましては、油圧センサーはオイルエレメントを外し、オイルエレメントの間にはさむサンドイッチタイプのアタッチメントを用いてお取り付けください。

ダイハツの4気筒エンジン(JB-DETエンジン)の車両(コペン全車、ムーブ・MAX・オプティの一部車種)に油圧センサーを取り付ける場合、エンジンのプレッシャースイッチ取付部分に直付けされると圧力の脈動が大きく、瞬間的にフルスケールの3倍を超える為、センサーに悪影響を与える危険があります。つきましては、下記のいずれかの方法での取り付けをお願いします。

  1. プレッシャースイッチ部分にブレードホースを介して取り付ける。
  2. オイルエレメントを外し、市販のセンサーアタッチメントにブレードホースを介して取り付ける。
  3. オイルフィルター移動キットを使用して取り付ける。

取扱説明書裏面の保証書に、製造番号044011Cと捺印されたDefi-Link Meter BF 油圧計(2001年12月製造分)をお取り付けされる場合は、お手数ですがDefiお客様相談室までご連絡くださいますよう、お願い致します。

それ以外の車両につきましては、プレッシャースイッチ部を外し、ネジサイズ1/8PTのアダプターを用いてお取り付けください。

油圧・油温センサー取付注意

車両純正の油圧プレッシャースイッチ部を分岐するアダプターに油温センサーを使用した場合、オイルの流動部にセンサー受感部が入らないため、温度が低く表示されます。また、油圧センサーの先端が油温センサーに接触し、油温センサー故障や正常な油圧表示ができない恐れがありますのでご使用にならないでください。

ターボセンサーの線が出ている面を上向きに取り付けた場合、配線ハーネスの根元や大気圧取り込み口から水が浸入しやすくなるため、ターボセンサーが短期間で故障することがあります。線が出ている面が下向きになるよう、お取り付けください。

ターボセンサーの良い向き
ターボセンサーの悪い向き

センサーハーネスを固定する際に、ラジエーター周辺や下回りなど、常に水がかかる部分に配線した場合、コネクター内部に水分が入りやすくなり、短期間でコネクター内の端子が腐食する恐れがあります。これによりセンサー特性に影響を与えるため、正しい値が表示できなくなります。水がかかりにくい場所に配線いただけますようお願いいたします。

センサーハーネスコネクターのお取り付けに関するお願い
センサーハーネスコネクターのお取り付けに関するお願い